RubyでWindowsアプリ その0 環境構築 / その1 簡易カウンタ
今回は、RubyでWindows用GUIアプリケーションを作成します。
Rubyのホームは黒い画面(Windowsでいうコマンドプロンプト)
だと思うのですが、最近はRails用言語だという説もありますね。
たしかに我々一般人はグラフィカルな環境で生きていますが・・・
黒い画面を抜け出した先がWebブラウザだけというのはさみしいので、
たまには違う道を歩いてみませんか?
と、Ruby暦3ヶ月のRubyistが言ってみる。
いままでWindowsアプリの作成にはVB.NETを使っていたのですが、
やっぱりRubyで書きたい・・・
というわけで、RubyでWindowsアプリを作成する方法を教えてもらいました(Webに)。方法は二つ。
- Rubyが置いてあるフォルダに、ライブラリを手動でインストールする
参考リンク<http://www.garbagecollect.jp/ruby/mswin32/ja/download/ext.html>
- ActiveScriptRubyをインストールする
参考リンク<http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9251/ruby/>
「vrswin」と「vruby」をダウンロード→解凍し、
Rubyをインストールしたフォルダにコピーしてください。
また、ActiveScriptRubyとは、
Windows 環境向けの Ruby インストーラパッケージです。
Ruby本体のほか、Windows用ライブラリが梱包されているなど、
Windows環境に適した作りとなっています。
Ruby本体がない場合、こちらがオススメです。
これで、RubyでWindowsアプリを作成する準備が整いました。
それでは、さっそくプログラムを書いてみます。
題材は、できるだけ簡単で実用的なものという基準で、カウンタを選びました。
addControlの引数は、順番に
require 'vr/vruby'
require 'vr/vrcontrol'#VRFormクラスを継承したクラスを作成
class MyForm < VRForm#constructでウィンドウの部品を作成する
def construct#ウィンドウのタイトルを設定
self.caption="カウンタ"#ウィンドウにコントロールを追加
addControl(VRButton, "btn01", "0", 10, 10, 100, 30)
end#「btn01」をクリックしたときの処理
def btn01_clicked
@btn01.caption = @btn01.caption.to_i + 1
end
end#ウィンドウをデスクトップに投入
VRLocalScreen.start(MyForm, 100, 100, 130, 80)
- コントロールの種類(VRButton)
- コントロールの名前("btn01")
- コントロールに表示する文字列("0")
- コントロールのx座標(10)
- コントロールのy座標(10)
- コントロールの横幅(100)
- コントロールの縦幅(30)
VRLocalScreenの仕組み(というかWindowsアプリの仕組み)は
勉強中なのできちんと理解していませんが、
コードを実行するとウィンドウが開きます。
ボタンがひとつしかない小さなウィンドウですが、
クリックするたびに値は無限に(メモリが許す範囲で)
増えていくので、そこそこ楽しめます。
いろいろと拡張してみてください。
■参考
窓辺でRuby − ExerbとVisualuRuby計画(仮称)を使ったWindows利用法
http://www.osk.3web.ne.jp/~nyasu/vruby/madobe/index.html
VisualuRuby(仮称)使い方
http://www.osk.3web.ne.jp/~nyasu/vruby/howto/index.html