相振り飛車のポイント(飛車先保留と端歩)

一応、このブログはお仕事関連の技術縛りだったんですが、メモする場所に迷ったので将棋について書きます。


向かい飛車の飛車先保留について

2筋(または8筋)の歩を突くべきか否か。(保留する側を後手として考えます)

4手目に△3三角とする向かい飛車は早めに突く

▲5六銀と出られて角道を止めさせられては損なので、早めに△2四歩と突いて、▲4五銀に△2四飛を用意します(▲5六銀に△2五歩と突ければよい。ただし5四の歩との両取りに注意)。(飛車先を突かないメリットとのトレードオフではある)

△2四で保留すると、矢倉に対して端攻めが容易になる

2五に桂馬を跳ねられるため。よって、先手は△2五歩を突かれる前に▲3七銀と上がるべきではない。つまり、保留されているうちは美濃か高美濃で待つ。

△2三で保留すると、△2四角と出ることができる

中央を攻める場合、飛車先に掛ける手数を省略できます。さらに2三の地点に金銀を打たれる心配がないという利点も。ただし、進展性がない、角頭が弱い、小技(玉頭の継ぎ歩など)が効かなくなるといった欠点がある。


端歩について

各囲いと突くタイミングの関係。

金無双の端歩は突く/突かせない

突かないと狭すぎて戦えません。突き越されたらなんとしても矢倉か銀冠にします。(できなければ完封勝ちを目指す)

美濃や矢倉の端歩は状況次第なので後回し

攻める側も受ける側も優先度は低いです。受ける側が突く意味としては、玉が広くなるのと、端攻めを呼び込んで受け切りを狙うといったところ。

浮き飛車の場合、飛車側の端歩は五段目まで伸ばす

飛車が格段に広くなります。低い陣形(金無双や平美濃)と組み合わせると尚よし。




結局は好みや作戦次第ですがね。というかこの記事どうしよう・・将棋用の場所をつくるか、縛り緩めるか。