札幌Ruby会議03を見て考えたこと01

昨日行われた札幌Ruby会議03について。
名札は用意したのですが、結局会場には行けなかったのでUstreamでの参加。映像も音声も終始安定していて、さらに右下に発表者の映像が映っていたりしたので、会場の雰囲気を味わうことができました。
以下は発表のまとめというよりは、横道に逸れて考えたこと。


@mrknさんのセッションより、数学力について。

大きな数の乗算は、それぞれ分割して因数分解の形にしてから計算すると、大きな数の乗算を避けることができる。subjectの前段階で、たぶん一般的な考え方なんだろうけど、知らなかったので新鮮だった。数学力!


@snoozer05さんのセッションより、わかるコードを目指すことについて。

概念は知っていたけど、「読めるコード(書いてあることがわかる、How)」と「分かるコード(何をやりたかったかがわかる、Why)」という分類がおもしろかった。コードレビューの時に、「んー、このコード、読めるけどわかんねえ」とか言えたらかっこいい。「は?」とか言われそうだけど。そこで「なにをしているかはコードを読めばわかるけど、なぜそうしているかがわからない。それをコードで表現云々」と返すわけですね。


@tmaedaさんのセッションより、ペアプログラミングの利点について。

ペアプログラミングの利点の一つは、能力や得意分野の把握。教育する前に、まずはどのくらいできるのか把握することが重要。うちみたいな会社だと営業にも影響するし。それにはペアプログラミングがとても有効で、その目的のためだけに行う価値があるのではないだろうか。名目上は生産性の向上とかにすれば抵抗も少ないだろうし。


@curler_hashiさんのセッションより、カーリングのルールの決め方について。

ケガをしたからもうできないではなく、「ケガをした状態でもできるようにルールを変革する」、というふうに出来上がる。これ、勝ち負けがお金に直結する場合は危険だけど、楽しむためならすばらしい考え方。また、カーリングは体はほどほどに頭も使う競技なので、IT業界の方々におすすめとのこと。


@m_sekiさんのセッションより、ポケモンいえるかな、まだいえるかな?

昔は言えた。ん、ポケモンいえるかな2がある?



@nay3さんのセッションより、コメントを付ける付けないの基準について。

「なにをしているかはコードを読めばわかる?そんなの読む時間がもったいないからコメント書いてよ(または読んでもわからない)」人向けにどうするか。コードを読む人(保守する人)のレベルがわからない場合、結局は全ての場所にコメントを付けるのが無難なのかなと。で、特に強調したいところは別の方法で強調するとか。うーん、コメントの重要度レベルの表記方法なんて管理したくないな・・。というか、最近は「業務では一行一コメント、家ではノーコメント」というクセが定着しつつあってやばい感じ。


@takahashimさんのセッションより、今までの経験を無駄にしない選択肢を選ぶことができるということについて。

なんか就活のイベントで最大限の効果を発揮しそうなお話だった。


@kakutaniさんのセッションより、参考と参照について。

こういうイベントでは、親クラス的なイベント(RubyKaigi)を参考にするのはいいけど、そのまま真似してはいけない。規模や地域が違うとベストプラクティスも異なるってことか。ただ、前の事例を参考にして、そこから上積みするという点は、車輪の再発明を防ぐという意味で重要。ソフトウェア開発では特にだけど、つい面倒になってしまう。まあ、初心のうちは全体像の把握ということで・・。